髪と頭皮の基礎知識

豆知識

みなさんは髪がどのように生えて、どのくらいの期間で生え変わっているかご存じですか?
自分の身体の一部でもまったくわかりませんよね。
ヘアケアをするなら知って損ではありませんのでぜひ学んでみましょう!

髪と頭皮の構造

髪と頭皮の構造
手書きなので見ずらいかもしれませんが、髪と頭皮の断面図です。

頭皮に張りめぐらされている毛細血管により、発毛に必要な栄養素が運ばれます。

運ばれた栄養をエネルギーに毛母細胞が増殖し、分裂を繰り返して成長したのが毛髪です。

毛乳頭が毛母細胞にたいして毛髪の成長をうながし、毛根から押し上げられるように毛髪が成長していきます。

頭皮から出ている髪は、死んだ細胞のため自己修復はできません

毛根の隣にある飛び出した部分は脂腺といい、皮脂が分泌される場所です。

毛根が曲がっていたり、髪の細胞に偏りができることでくせ毛になります。

髪の本数と太さ

毛髪の本数は生まれた時点で決まっており、日本人の平均は約10万本欧米人の平均は14万本と差があります。

髪の太さは日本人の平均は約0.08ミリ。欧米人の平均は約0.05ミリで、日本人の髪は平均して欧米人の1.5倍の太さです。

そのため、髪の本数に差があっても日本人の髪は少なくは見えません。

ヘアサイクル

ヘアサイクル
髪は1日に0.3ミリから0.5ミリほど伸びます
成長後は脱毛し再び同じ毛母細胞から髪が生えます。

サイクルには「成長期」「退行期」「休止期」「脱毛」とあり、エイジングなどによりこのサイクルが乱れると成長期が短くなり、きちんと成長しきらないまま休止期を迎え細いまま抜けてしまいます。
エイジングやトラブルで髪が細くなったり薄く見えたりするのはこのためです。

無理なダイエットもサイクルを乱す原因になります。

【成長期】
もう母細胞が活発に分裂をくり返し、毛髪が伸びていきます。
期間は2年から7年。

【退行期】
急激に毛母細胞の分裂が減少、毛根が小さくなります。
毛の色を左右する色素細胞の活動も弱まります。
期間は2週間。

【休止期】
完全に毛母細胞の分裂が止まります。
次の毛が生えて脱毛するまで休止しています。
期間は3ヶ月から4ヶ月。

【脱毛・成長期】
脱毛し、次の毛が生えて再び成長期を迎えます。

まとめ

髪がどのような構造になっていて、どのように生えているのかわかりましたでしょうか?

髪にはサイクルがあり、食生活が乱れやストレス、エイジング(加齢)などによりサイクルが乱れてしまうと抜け毛の原因にもなってしまうのですね。

皆様は生活を見直して髪を労わってあげましょう。

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