静電気が発生しにくく、トリートメント効果もあるつげ櫛を愛用している方も多いかと思います。
上品なイメージのつげ櫛ですが・・・臭っていませんか?
先日、管理人が愛用しているダイソーの木櫛を何気なく嗅いだところ、歯の先端から頭皮の臭いを凝縮した臭いがしてビックリしました・・・。
ここ最近お手入れをサボっていたからでしょう。
衝撃的に臭かったです。
みなさまのお手入れをサボったつげ櫛も臭ってしまっているのではないでしょうか?
そこで、原因とお手入れ方法・お手入れに使うオイルについてご紹介します!
つげ櫛が臭くなる原因
なぜつげ櫛は臭くなってしまうのでしょうか?
つげ櫛にゴミが溜まっている
つげ櫛は髪についたホコリやフケなどの汚れを取ってくれるため、歯の間に汚れが溜まりやすいです。
溜まったゴミに皮脂が付着し、劣化して臭くなっていることが考えられます。
オイルが酸化している
酸化しているオイルでお手入れをしたり、お手入れを長期間サボってしまうと、使い古した揚げ油のような古い油の臭いになってしまいます。
一般的につげ櫛のお手入れに使用される椿油は酸化しにくい性質ですが、酸化しないわけではありません。
椿油は製造から3年、開封後は半年を目安に使用しましょう。
皮脂が付着している
頭皮から分泌される皮脂が付着し、雑菌が繁殖してしまい頭皮のイヤーな臭いになります。
特に頭皮に触れる部分が臭くなってしまいます。
すべてお手入れ不足による汚れからくる臭いですので、こまめにお手入れをしてあげましょう。
つげ櫛のお手入れ方法
お手入れが必要と言われても方法がよくわかりませんよね。
わかりやすくご説明します。
日常的なお手入れ
月1回程度、汚れに気づいたときに行います。
つげ櫛の臭いが気になる場合は掃除と椿油を染み込ませるお手入れをこまめに行いましょう。
【用意するもの】
- 歯ブラシなど
- 椿油
- 布やティッシュなど拭くもの
【手順】
- 歯を中心に全体に椿油をつけます。
- 歯ブラシで軽くこすって油をなじませ、20分から30分時間をおきます。
- 汚れが浮き上がってくるので歯ブラシでしっかりかき出します。
- 最後に布などでふき取って完成です。
スペシャルお手入れ
お手入れをしても臭いが気になる方は椿油に漬け込みましょう!
つげ櫛に染み込んだ古い椿油を新しい椿油に入れ替えて臭いを軽減させます。
【手順】
- けつげ櫛に椿油をたっぷりとかけます。
- ラップに包むかビニール袋などに入れ、最低1晩漬け込みきます。
- 布などでふき取って完成です。
しっかりと椿油が浸透しますし、汚れも落ちやすくなります。
1度で臭いや汚れが落ちない場合は、繰り返し行ってみましょう。
何度も漬け込むことで色合いの変化も楽しめますよ♪
やってはいけないお手入れ
- アルコール消毒
- 洗剤で洗う
- 水洗い
- ドライヤーで乾かす
- 固いブラシでこする
染み込ませたオイルが抜けてしまったり、シミ、変形の原因になりますので避けましょう。
お手入れに使う油
つげ櫛のお手入れには何の油を使ったらいいの?という方に
椿油
つげ櫛と言ったらやはり椿油です!
酸化しにくく、肌への刺激も少なく、髪に潤いとツヤを与えてくれます。
抗菌作用もあるため、つげ櫛のお手入れで椿油の右に出るものはありませんね。
ドラッグストア等でも購入しやすいのもポイントです。
高価なつげ櫛を使用している方は、椿油でお手入れをすれば間違いないでしょう。
試してみたいオイル
高価なつげ櫛への使用は心配ですが、オイルによって髪への効果が違うのでオリジナルの櫛を楽しむのもいいですよね♪
ダイソーやセリアなどの100ショップで売っている木櫛や安いつげ櫛で試してみたい、劣化しにくく髪に効果的なオイルを紹介します。
オリーブオイル
酸化しにくく栄養価も高いため肌にも髪にもいいオイルなので、つげ櫛にも使用できます。
エクストラバージンオイルは栄養豊富ですが、色が濃いためつげ櫛が緑色になってしまう恐れがあります。
お手入れに使用するなら色も香りも薄い普通のオリーブオイルの方がおすすめです。
あんず油
あんず油は、椿油よりも使用感が軽くヘアケア商品として人気ですが、椿油よりも酸化しやすい性質です。
そのため、あんず油をつげ櫛のお手入れに使用して、お手入れをサボってしまうと酸化して油臭くなってしまうので、こまめなお手入れが必要です。
このあんず油は酸化防止にトコフェロール(ビタミンE)を配合しており酸化しにくいため、つげ櫛にも使用できるかと思います。
香りも付いているので、つげ櫛の臭いが気になる方にはおすすめです。
マカダミアナッツオイル
酸化しにくく、パルミトレイン酸(人の皮脂に近い成分)を多く含んでいるので肌馴染みのいいオイルです。
スキンケアやヘアケア商品にも使用されているため安全性も高いです。
ほんのりナッツの香がしますが、木製の櫛とは相性の良い香りでしょう。
お店で見つけるのは少し難しいかもしれません。
ホホバオイル
非常に劣化しにくい性質で、人の皮脂に近いワックスエステルを多く含むため、スキンケアやヘアケアに最適なオイルです。
常温では液体ですが、「ワックス(蝋)」のため10度以下になると固まってしまいます。
肌や髪の保湿に効果的で刺激も少ない優秀なオイルですが、高価なつげ櫛への使用は避けたいところです。
安い櫛などでホホバオイルの効果を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
実際にホホバオイルを使用してみた記事はこちらです。
ゆず種子油
ゆず種子油は酸化しにくく、抗ウイルス作用・抗菌作用なども期待できるので臭いが気になるつげ櫛のお手入れにも向いているかと思います。
希少価値が高いため、ゆず種子油100%のものは手に入りにくいのが難点です。
ドラッグストアで目にする「ゆず油」という商品は、ゆず種子油を配合したヘアオイルで、ゆず種子油100%。ではないようです。
【成分】
コメヌカ油
ユズ種子油
グレープフルーツ果皮油
ユズ果皮油
オレンジ果皮油
トコフェロール(ビタミンE)
グレープフルーツ果皮油などの柑橘系の精油は酸化しやすいですが、コメヌカ油・ゆず種子油は酸化しにくく、さらに抗酸化作用のあるトコフェロール(ビタミンE)も配合されいますので、酸化による問題はないかと思います。
爽やかなゆずの香りがしますので、つげ櫛が臭くなってしまってお困りの方は試してみてはいかがでしょうか♪
避けたい油
つげ櫛や木櫛のお手入れに向かない油、避けたい油をご紹介します。
酸化しやすい油
酸化しやすい油は臭いの原因になるので使用しないほうがいいでしょう。
- サラダ油
- ごま油
- 大豆油
- コーン油
- ヒマワリ油
- グレープシードオイル
- 馬油
ココナッツオイル
酸化に強く、栄養豊富でスキンケアやヘアケアなど広く使われており、甘い香りも魅力的なココナッツオイルですが、20度以下で固まってしまうため、つげ櫛のお手入れには向かないかと思います。
液体の状態ならつげ櫛のお手入れは可能なので、ダイソーの木櫛などで試してみても面白いかもしれません。(冬場のお手入れに困ってしまいそうですが。)
おわりに
柘植櫛や木櫛はお手入れをサボると臭くなってしまいます。
特に頭皮と触れる先端部分は皮脂が付いて臭くなってしまうようです。
柘植櫛や木櫛を綺麗に保つには月に1度程度、椿油などでお手入れが必要です。
椿油以外でのお手入れも可能ですが、高価な柘植櫛の場合は椿油でのお手入れをおすすめします。
安いつげ櫛やダイソーやセリアの木櫛なら、いろんなオイルを試してオリジナルの櫛を育ててみるのも楽しいです!